こんにちは、元スーパー営業マンのナオです!
街中やお店で遭遇するしつこい営業…
巧みな話術、押しの強い口調、断っても断っても引かない営業マン…
今回はそんなしつこい営業をきっぱり断る方法をお伝えします!
何を隠そう、私はそのしつこい営業をしていた側の人間です!
ですから、営業手法の裏側を見せつつお話したいと思います。
営業が苦手、営業を断れない女性に向けた記事です!!
衝動買いをする女性脳
お客様が女性か男性かによって営業手法が異なるというのはご存知でしょうか?
女性脳、男性脳という男女の考え方の違いを捉えた言葉がありますが、営業の基本はこの女性脳・男性脳の違いを理解しアプローチすることです。
買い物をする際、
男性は
・機能
・価格
・比較
を重視します。
一方、女性は
・色
・柄
・価格
・店員(の態度)
・購入した時のイメージ(似合うか、どこで使うか、何と組み合わせるか等)
・購入するまでのプロセス(買い物を楽しむ)
等重視する点が多い傾向にあります。
男性は機能・価格が他と比較して良ければ購入に至ります。逆を言えば、気に入らなければ購入しないので営業がしつこくても断りやすいものです。
女性は想像力豊かで、感性で判断してしまいがちです。営業の演出にかかり、想像を掻き立てられるとつい商品を購入してしまう傾向が強いです。衝動買いをしてしまう女性はお店のPOPや店員のトークにコロッとやられてしまっているのです。
私が実践していた“しつこい営業”…
私はかつて女性をターゲットにしたアパレルの営業をしていました。その時に教わった営業手法のポイントは以下の通りです。
・鏡の中にあるお客様を最高に美しく魅せること!
・商品を身に付け“楽しく”外出する想像をもってもらうこと!
・他の商品との組み合わせ、コーディネートを想像してもらうこと!
お客様の購買意欲が高まるよう想像力を存分に刺激していました。
男性は要る要らないで判断してしまいますが、女性の場合、想像力が刺激されると本来必要がないものでも「買ってもいいかな」という気分になりやすいのです。
ここに第一の断りにくい理由が発生します。頭では必要でないと分かっていても、少しでも「欲しいな」という気分になっているとはっきりとは断りにくいものです。
賢い営業は、存分に想像力を刺激した後、
・商品の価値を高め、
・価格の訴求と、
・「今しかない!」ということを強調します。
鉄は熱いうちに打て、と言いますが、営業の場面でも全く同じことが言えます。いくら購買意欲が高まっても、時間が経てば熱は冷めるもの。日を跨げばなおのことです。
ですから、話巧みな営業マンは
「これは貴重な限定商品ですよ!」
「この値段は今しかないですよ!」
「今、こんないいものがこの値段で手に入るなんて今しかない!」
なんて迫るのです。
「いや、でも…」
「ちょっと検討します…」
なんて弱気な返答をしてはいけません!
押しに弱いと判断できた場合は、よりしつこく迫ってきますから。
店頭の場合、営業マン一人では押しが足りなければ複数人で囲い、より断りにくい雰囲気を作ります。高級品を取り扱う業界の王道なパターンです。
では、そんなしつこい営業を断る方法を次項で紹介しましょう!
しつこい営業を断る方法!
まず、多少でも購買意欲があるが営業は断りたい場合に覚えておいて欲しいことがあります。
「欲しいけど、家に帰って考えたい」等の場合。
まず、商品の価値が本当のものか疑わしいということです。
偽物・レプリカの場合は論外ですが、あたかも価値のある商品に演出で見せているものに騙されてはいけません!商品自体は何の変哲もないものでも、「有名ブランドを手掛けるAさんが作った」とか「世界に数点しかない貴重なもの」なんて言えばあたかも価値のあるものに思えるでしょう。しかし、それはブロンドものでもないですし、受注ベースの商品でまだ市場に出回っていないだけかもしれないのですから。
あと、定価は演出だといこうことも覚えておいてください。
定価はお客様によって変わる場合があります。お客様にとって嬉しいのは“お得感”です。「30万円の商品が18万円で買える!」と喜ぶのはまだ早いです。実は定価は20万円かもしれません。ひょっとすると18万円かも… 買い物を楽しませるための演出ではありますが、中には悪質な価格設定をしている場合もあります。値札は真に信用してはいけません。
このことを念頭に置き、営業に乗せられ過ぎないよう注意しましょう!!
そしてここからは実際に断る手段についてお話します。以下の対策をとると営業は嫌がるので効果的です!!
・男性を連れて行く。 →男性は営業にとって邪魔な存在です。横やりを入れられますし、せっかくの演出を台無しにする発言をすることがあるからです。男性がいると営業マンは警戒します。しつこい営業をさせない防衛策になります。 ・「欲しくない!」「要らない!」ときっぱり言う。 →「お金がない!」「検討する!」「主人(彼氏)に相談してみる!」ではダメです。断り文句になっていないです。きっぱり断り、購入する意思がないことを伝えましょう。別の商品をとり出されてもきっぱり断りつづけることが必要です。 ・他の店で購入している(顧客である)と伝える。 →断り文句として効果てきめん!…とまではいきませんが、営業マンにけん制を加えることが出来ます。 ・電話がかかってきた振りをして退散する。 →馬鹿馬鹿しいかもしれませんが、これをやられた側はそれ以上立ち入ることが出来ないので悔しい気持ちになります。けっこう有効的です。面と向かって断れない人におすすめ方法です。 ・住所・名前・電話番号は教えない! →アンケート調査や案内送付目的であると言われても断りましょう。そこから100%営業に発展します。呉服や宝石などの業界はこの手法が有名で、いったん個人情報を渡してしまうと、断っても断っても営業の電話がしつこくかかってくることがあります。注意して下さい!! |
中途半端な対応は逆効果です。営業マンをやる気にさせてしまうだけです。電話やDM・メール等は無視することで断ることが出来ますが、対面の場合は上記の方法をとることで対処できますのでやってみてください!違法なキャッチセールスの場合は無視すればOKですよ。