こんにちは、昨年は4回も転居した大の引っ越し家のNaoです。
生活の中心は大阪なのですが、昨年は仕事の都合で東京に短期滞在することがありました。当時、宿泊施設を決めるのに色々考え悩みました。ホテルやマンスリーマンション等の候補を考えましたが、結果シェアハウスに住むことに決めました。
シェアハウス生活はなかなか貴重な体験でした…!!驚きと喜び、ストレスや不満で忙しい毎日でした…。
今回はシェアハウスを選んだ理由やシェアハウスの生活体験談を紹介したいと思います!
シェアハウスを選んだ理由
シェアハウスを選んだのは、会社の予算都合で価格の安さ重視で選びました。あとは、シェアハウスに住んだ経験がなかったので怖いもの見たさという個人的な理由があります。
東京滞在が短期の予定だったので、家具家電はわざわざ購入しなくて済むよう備え付けであることは最低条件でした。また、滞在期間中は仕事にどっぷりの予定でしたので、滞在場所から勤務地へのアクセスが良いことは重視していました。
ホテルやマンスリーマンションだと価格と交通のアクセス両方で見合う物件がなかなか見つかりませんね…。マンスリーマンションだと同じような立地でもシェアハウスと比べて平気で2・3万円/月は高いので、今回は選べませんでした。
という訳で家具家電が備え付けてあり、交通アクセスの良い場所にあるシェアハウス物件を探すことになりました!!
シェアハウスの物件選び
まず価格帯を決め、エリアを絞っていきました。
予算は6万円、それ以上の賃料だと自費負担になるので否が応でも6万円に押さえざるを得ませんでした。そして、交通アクセスの良い場所となると物件がかなり限られます。
今回は東京メトロ丸の内線を利用することが多かったので、その沿線上で探しました。
そんな夢の条件を叶える物件が「高円寺」にありました!!
高円寺の物件は上記の予算と交通アクセスの条件をクリアするだけでなく、
・飲食店が沢山ある。
・駅から離れると閑静な住宅地。
という利点があり、即決で高円寺にある物件を選びました。
短期滞在の予定でしたし、大阪の住まいと東京の現地では離れていたので、現地下見をするわけでもなく、インターネット上の写真と仲介管理会社担当者との電話でのやり取りのみで決めました。部屋の壁紙の色が入居してみないと分からないと言われた点以外は部屋や建物の外装内装のイメージは付きました。
ここでの唯一の失敗は「どんな入居者がいるかを聞かなかったこと」です!!
詳細は次項で。
手続きはメールと前金振込のやり取りのみで完了しました。入居説明会や鍵の貸与は入居当日にするとのことでした。
入居当日
入居当日はひどい目に遭いました…。
まず、入居説明会を受けに物件から遠く離れた仲介管理会社のオフィスまで赴かないといけないということです。その日は記録的猛暑で、3か月分の重い荷物を携えていることもあり、オフィスに行きつくまでにヘロヘロになりました。慣れない東京の街を歩き回るのも一苦労です。
説明会は20分程で終了しました。内容は入居にあたっての簡単なアナウンスと鍵の手渡しでした。
すでにバテ気味でしたので、さすがに物件まではタクシー移動しました。
そして、物件に着いてまず驚いたのが、「かぼちゃの馬車」という看板が掲げられていることでした!!!!!かぼちゃの馬車とはサブリース不払い問題で話題となり、昨年破産更生手続きに着手した株式会社スマートデイズが運営していた女性専用のシェアハウスです。
一瞬、騙されたかと思いましたが、実は「かぼちゃの馬車」という看板が残っているだけで中身は男女共用の新たなシェアハウスとして運用されていることが入居後分かりました。
初めてのシェアハウス…
おそるおそる玄関に入ると、私は早速シェアハウスに住みつくお局の洗礼を受けることになります。
見た目は一見大人しそうな30代中頃の女性…
口調も柔らか…
しかし、こちらが頼んでもいないのに、玄関口でシェアハウスのルール説明を始めます。そして、女性がこの物件に住んで長いこと、困ったことがあればその女性に聞くこと等長々と聞かされました。
はっきり言って余計なお世話です…!!
この時、入居前に「どんな人が入居しているか」を聞いておくべきだったと後悔しました。
ちなみに、私が住んだシェアハウスにはお局の他に日本人の男性1名、中国人の女性1名、南国の男性1名、国籍不明の女性1名が入居していました。
3か月間のシェアハウス生活
そこからの3か月間は体力と忍耐勝負でした。
心のどこかではテレビ番組で放送されているような華やかな暮らしを想像していたのですが、現実は大きくかけ離れていました。
設備に関しては、申し分ありません。2階建ての建物内に、共同ですが、キッチンが2つ、トイレが2つ、シャワー室が3つ、独立洗面台が2つ、洗濯機・乾燥機が各2つあり、必要最低限の調理器具、調理家電製品は備え付けてありました。週に何度か清掃員が手入れしてくれていたので、きれいな状態を保っています。
しかし、どうしても発生するのは「人の問題」です!!
同じ入居者ですから、互いに我慢すべきところがあるのは仕方がないのですが、3か月間も住み続けると我慢が限界を超すことがあります。
これからシェアハウスの入居を考えている方向けに私の我慢限界トップ3を紹介します。こんなことがあるもんだと参考にしていただけたら幸いです。
1.音の問題
同じ物件に住んでいるとはいえ、生活リズムは当然異なります。
それは理解できても、就寝前、早朝等に洗濯機や乾燥機を回す音、電話の話声が聞こえると段々と不満が募ってきます。
私が入居した部屋は独立洗面台の前にある部屋でしたので、女性がドライヤーを使う音が夜度々聞こえていました。おかげで夜はイヤフォンか耳栓して音を遮断する習慣が身に付きました。
玄関扉の開け閉めの音も結構聞こえるものです。私が1Fの部屋であったこともありますが、開け閉めの回数が多いと非常に気になります。
元は神経質な性分ではなかったのですが、毎日こうした生活環境にいると、日に日に音に対して過敏になってしまいます。
自分もある程度生活音を立てているのでお互い様なのですが、自分の音にも神経を払わないといけないという点でも音の問題は私にとって悩ましい問題でした。
2.マナー・モラルの問題
多数の人が出入りするシェアハウスではルールを守らず共有スペースを汚したり、設備を独占する人が少なからずいます。
先述のお局がたちが悪く、洗濯機・乾燥機の独占、洗濯物を共有スペースで乾かすため暖房をかける(なお、真夏日…)、部屋の入口から廊下へと続く無数の抜け毛を片付けない(あまりの多さに嗚咽してしまいました…)等シェアハウスのルールを破っていました。
最近では、外国人がシェアハウスを利用することが多いと聞きます。私が住んでいたところでも、確認するだけで3名の外国人の方が住んでいました。
おそらく文化や習慣の違いなのでしょう、故意かどうかは分かりませんが、中には共同生活をするに相応しくない振る舞いをする人がいるなと感じました。
マナーやモラルに神経質な人はシェアハウス生活に向いていないといえるでしょう。私の場合、お局が飛び抜けた存在だったのでなかなか耐え難い問題でした。
3.交流がない
シェアハウスのイメージや憧れる点というのは、共有スペースでお茶をし、談笑したりして交流することではないでしょうか?
しかし、実際はそんなこと全くありませんでした…!!
残念ながら、私が入居したシェアハウスにはリビングダイニングのスペースがなく、交流を持つ場所と言えば廊下や玄関口、階段等位でした。腰を落ち着かせ、話をする場所がないのは残念なことです。せっかく同じ屋根の下に暮らしているのだから、互いの話位したかったのですが。
もとより住居人は内向的タイプの人ばかりでした。話しかけても挨拶をする程度、挨拶しても会釈で済まされるなんてこともありました。寂しすぎますね…。
唯一、話をしたのはお局でした。
一方的に話を聞かされただけなので、話をしたうちに入らないかもしれませんが。
もし、交流を求めるなら、交流を目的とした共有スペースがあるシェアハウスをおすすめします!独立部屋に生活共用設備がある程度のシェアハウスには交流目的で入居する人はおそらくいないのでしょうね。
まとめ(メリット・デメリット)
<メリット> ・家具家電が揃っているので短期滞在に適している。 ・賃料が安い! ・入居手続きが簡単(ちなみに法人契約も可能) <デメリット> ・住み心地が良いかどうかは入居者に左右される。 ・生活音に悩まされる。 ・マナー・モラルの問題が発生する。 ・交流がない(ことがある)。 |
実際3か月間シェアハウスに住んだ私の結論は、「お金に余裕があるならばホテルかマンスリーマンションにするべし!」ということです!!
特にビジネス利用で考えているならば、シェアハウスでは仕事で疲れた身体が休まらないので絶対におすすめしません!!