こんにちは、元会計事務所職員のブロガーナオです!
私はこれまで会計事務所を2社経験しましたが、1社目の採用時は「資格なし・経験なし」の状態でした。おまけに簿記会計の知識もほとんどないような有様です。それでもありがたいことに採用していただきました。
今回は会計事務所に就職・転職を考えている人向けの話です!会計事務所に「資格なし・経験なし」でも入社するための内容です。
資格なし・経験なしでの採用
「資格なし・経験なし」の状態で会計事務所に採用されることは正直、難しいです。私は書類選考の段階で立て続けに5社不採用通知をくらいました。私の場合、ろくに簿記会計の知識もなかったので採用のハードルはより高かったです。
会計事務所での仕事は、顧問先である会社の会計や経営に携わる大事な仕事なので、何も出来ない素人が採用される訳がありませんでした。
最近では会計事務所でも人不足問題になっており、小さい個人事務所は人不足のため規模を
縮小していたり、大きな事務所と合併していたります。そんな状況ですから、求人は沢山出ています。しかし、「素人」は採用の関門をなかなか突破できません!
私は6か7社目(それまでは全て書類選考落ちで面接もしてもらえていない…)でやっと採用され、その事務所で働かせていただくことになりました。その事務所が私を採用してくれた理由を私なりに解釈したものを次項で解説します。
採用理由
「資格なし・経験なし・知識なし」の三十苦の私を会計事務所が採用してくれたのには以下の理由があります。
<被採用側(私)の理由>
・20代で業界内では若かった。
・税理士試験を受験する予定でいた。
・営業職の経験があった。
・仕事に意欲的であった。
・転職理由が明確であった。
<採用側(会計事務所)の理由>
・若手職員を探していた。
→会計事務所側に若手を教育する体制があった。
・新規開拓の営業事業に注力していた。
→営業担当を探していた。
会計事務所という業界は年々、高齢化が進んでいて若手の数が不足しています。それゆえ、「若い」というだけ市場価値があります。しかし、その一方で会計事務所は教育体制が整っていない場合(教育担当者がいない、教育に割く時間がない、教育したことがない等)が多いです。ですから、若手を採用したいが未経験者を嫌う傾向があります。
私は幸い、中程度の規模で教育者がいる事務所に巡り合えました。「若い」というアドバンテージを活かしつつも、未経験・知識なしという弱点を補える事務所に出会えたことは幸運です。
私はもともと仕事に意欲的でしたが、面接を通じて仕事への理解が深まり、より意欲が湧いてきました。会計事務所側もそれを見て取って採用したのだと思います。
採用を狙うなら
無資格・未経験・知識なしでも会計事務所への就職を目指すなら以下のことを覚えておくと良いと思います。
➀就職・転職するなら若いうちに(目安30代前半まで)
②試験勉強はしておく、もしくは始める。
③2・3人の小規模事務所ではなく、中程度規模の会計事務所に応募する。
④いったんアルバイトから始める。
➀~③については、「素人」の私が採用された理由に基づきます。
④については、お勧めはしませんが、状況によっては戦略的にアリな方法です。
会計事務所は記帳代行といって顧問先であるお客様の会計データを会計ソフトに打ち込む作業をしています。税理士がそれをしてしまうと時間単価が大きくなってしまうので、大抵会計データ入力担当のパート・アルバイトを雇っています。
正社員で税理士補助の仕事をすることはすぐには難しくても、会計データの入力であれば大抵の人であればすぐに出来るようになります。ですから、まずはそこから仕事を始めて徐々に税理士補助的な仕事を覚えて活躍の幅を増やすというのはアリな方法だと思います。
アルバイトから正社員に転じた例を聞くことがありますし、他の会計事務所に正社員枠で応募するケースはよくあることです。
お勧めしない理由としては、時間給が安いことと目的目標をしっかり持って仕事をしないとズルズルとアルバイトの期間が延びてしまいやすいからです。
自律して仕事できる人にはいいかもしれません。
まとめ
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