こんにちは、元税理士事務所職員のNaoです。
2019年の確定申告時期が近づいてきました。
今年の期間は2019年2月18日(月)〜3月15日(金)です。お忘れなく!
一年に一度のしんどいイベント…
今回はフリーランス向けに簡単に、手間をかけず申告する方法を紹介します!!
(青色申告65万円の税控除という特典を使いたい人対象です)
面倒な確定申告…できるだけ簡単に楽して終わらせましょう!!
準備するもの
確定申告、会計データ入力を簡単にするためには準備するものがあります。
必須でないものもありますが、あるだけで処理スピードが格段に上がります!
➀クラウド会計ソフト
②ネットバンク(口座番号、パスワード)
③クレジットカード(カード番号、パスワード)
④スマートフォン
⑤PC
⑥マインナンバーカード(写真入りのカード)
➀クラウド会計ソフト
現在、会計ソフトの主流になりつつあるクラウド会計と呼ばれるものがあります。
ダウンロードして使うタイプのソフトではなく、インターネットに接続し専用ページにログインすることで使うタイプのソフトです。オンラインサービスとの相性が良いです。次項で説明するネットバンキングやクレジットカードの電子データと連携させることにより、いちいち入力する手間を省くことが出来ます。携帯端末用アプリを活用すれば、外出先やすき間時間に作業することが出来て便利です。
以下のクラウド会計がおすすめです。
・freee:https://www.freee.co.jp/
(簿記会計が分からない人に特におすすめ)
・MFクラウド:https://biz.moneyforward.com/accounting?cti=XF6BmI8tkHHgnuirvVQWgQ
(簿記会計が少しでも分かる人、会計ソフトを入力したことがある人におすすめ)
・やよいの青色申告オンライン:https://www.yayoi-kk.co.jp/products/aoiro_ol/
(弥生会計製品を使用したことがある人におすすめ)
無料お試し使用が出来ますので、まずは登録して操作確認してみるのもいいですね。
②ネットバンク
ひと昔は、銀行口座の取引を一行一行入力していました。しかし、現代でそんなことをするのはナンセンスです!クラウド会計ソフトにネットバンクの情報を紐づけることにより、日々の入出金取引は自動的に登録されていきます。紐づけするには、口座番号、パスワードが必要になります。下の画像は入出金データを取り込んだ際のイメージです。(写真はMFクラウドのデモデータ)
流れは、
連携 → 入出金データの取り込み → 修正※ →登録 →以後、自動的に登録
※初回、入出金データを取り込んだ際に摘要(何の取引か)が抜けている、あるいは間違っている場合があります。また、勘定科目(入出金の分類)が間違っている場合がありますので、修正する必要があります。一度、修正を加えると次回以降の取り込みで学習機能が働いて正しく登録されます。
便利な機能ですので、これを活用するために入出金のやりとりはネットバンクを使うことをお勧めします!!
③クレジットカード
クレジットカードもネットバンクと同じことです。要領も同じですので、前項を参照してください。注意してほしいのは、プライベートのカードと事業用のカードを分けるいうことです。そうでないと、クラウド会計ソフトと連携をした際に、私的な支出と事業用の支出が混在して、処理するのに手間取るからです。もし、分けることが難しい場合、入出金データを取り込んだ際に、私的支出に該当する取引にチェックを入れて登録させない(会計データに反映させない)という方法もあります。そうすれば、学習機能が働いて以後、自動的に振り分けされます。しかし、Amazonや楽天での買い物等私的支出と事業用支出の判別が難しいものについては上手くいかないことが多々あります。ですから、プライベートと事業とでカードを分けることが良い方法といえます。
現金支払いをやめて、クレジットカード払いにしよう!!
そうすれば、処理がもっと楽になる!!
④スマートフォン
クラウド会計ソフトのアプリ版をダウンロードすることによって(ブラウザ版でも可)、外出先でも空いた時間に処理を進めることが出来て効率的です。スマートフォンのカメラ機能を使って、撮影したレシート・領収書をデータ化するサービスがあり、会計初心者・簿記会計がわからない方には便利だと思います。(慣れてくると、処理スピードは直接入力の方が早いですが。)
⑤PC
クラウド会計を使用するならば、ノートPCでもタブレットでも構いません。MacでもWindowsでもAsusでも構いません。オンライン環境さえあれば、機種・メーカーは問いません。慣れている端末を使いましょう。といっても、多少文字入力をするのでキーボードが付いているものが使い勝手が良いと思います。
⑥マイナンバーカード
これは確定申告を電子にて提出する際に必要です。
現在、確定申告の提出方法は3パターンあります。
1.インターネット上で入力し、電子で提出
2.インターネット上で入力し、紙面に打ち出して紙面で提出
3.紙面上に記載し、紙面で提出
1.のパターンで申告を行う場合、マイナンバーカード(顔写真付きのカード、通知カードではない)が必要になります。また、それを読む込むためにICカードリーダー又は対応のスマートフォンが必要になります。準備が面倒な分、税務署に出向く必要も郵送の手配も必要ありませんので後々楽です。
私はというと、マイナンバーカードとICカードリーダーが手元になく、税務署が比較的近くにあるので、2.の方法で提出しています。期間中早くに税務署へ行っているのであまり待たずして提出できています。待つことが苦手という方は早い目に提出しに行くか郵送で提出することをお勧めします。
※電子申告するにせよ、紙面提出するにせよ、マイナンバーは必要になります。
紙面の場合だと、マイナンバー記載の書面写しの提出も必要になります。
(この場合、マインバーカード、通知カード、住民票でも可)
まとめ
確定申告を簡単に、手間をかけず申告するには決算書(一年間の損益、財産を記載したもの)をいかに効率よく仕上げるかだと思います。それは、クラウド会計ソフトを使ってオンラインサービスをフル活用することです。
こつこつ処理するのが苦手な方、これまで申告時期に慌てて決算書を作成していた方には特にクラウド会計ソフトを使うことをお勧めします!!
ご精読ありがとうございます。