こんにちは、台湾華語を勉強中のNaoです。気付けば台湾華語、中国語関連の教材が手元に10冊以上あり驚きました…!!
以前、👇こちらの記事内で紹介した書籍の一つ『小道迷子の知ってトクする台湾華語』をより詳しく解説しながら紹介しようと思います!
この記事は👇こんな方におすすめです!!
✅台湾華語を勉強しようと思っている。
✅台湾華語の勉強教材を探している。
✅ボポモフォを覚えたい!
『小道迷子の知ってトクする台湾華語』の中身
『小道迷子の知ってトクする台湾華語』は以下の構成になっています。
➀漫画編(p9~100)
②スタディ編(p101~211)
③単語ノート編(p203~231)
➀漫画編は台湾文化をネタにした内容で適所に台湾華語の表現が解説されています。単語の使い方や使い分けは分かりやすく解説されていると思います。
②スタディ編はこの書籍の目玉です!台湾華語の文法が100ページ超えのボリュームで掲載されています。基礎の基礎から、初級~中級程度の文法が解説されています。台湾華語並びに中国語の文法はそこまでレパートリーが多くないので、この書籍に解説されている内容で初学者には十分かと思います。
③単語ノート編は書籍内で用いられた単語がまとめられています。比較的見やすいと思います。
全編を通してピンインとボポモフォの両方が使われていますので、どちらでも学習出来ます!
残念ながらCDや音声データは収録されていません!!
良い点と悪い点
まず、良い点ですが、これは文法の掲載・解説量が最も良い点だと言えます。数ある中国語関連の書籍を見てきましたが、台湾華語の基礎文法でここまで収録されているのは珍しいです。しかも、全編通してピンインとボポモフォの両方で学習出来るのはこの書籍の売りだと思います。
悪い点ですが、2つあります。一つ目は音声が付属していないこと。これは悪い点というよりかは個人的に感じた残念な点です。台湾華語、中国語の学習者にとって声調や発音というのは非常に重要な要素です。特に最初のうちは真似て練習することがとても重要になるので、お手本となる音声がないのは残念です。
二つ目は、書籍内の誤植と間違った情報が目立つことです。まず、誤植。これはボポモフォの表記が間違っている箇所が何か所か見受けられました。(p143の「工作」、p221の「日元」他)発音が間違っているのは残念だなと思いました。
そして、間違った情報。主に漫画編の中に登場する台湾華語の表現についてです。例えば、p35の「好久不見」と「好久没見」の使い分けですが、書籍内では明確に区別して使い分けると主張していますが、実際は「好久没見」なんて使いません!あとはp59の年齢の聞き方ですね。書き言葉ならまだしも実際の会話で使われない表現が紹介されています。間違った情報、少なくとも誤解を招く表現があることは残念な点です。
良い点よりも悪い点の解説に重きを置いてしまいましたが、実際は全体的に悪い点を凌駕するほど良い点が際立っています!!正しい情報にしか触れたくない神経質な方には向いていませんが、体系的に台湾華語を勉強したい人にはうってつけの書籍であることには間違いないです!!
おすすめの使い方
この書籍は台湾華語の基本的な発音(ピンイン・ボポモフォ、四声等)は学習して、本格的に文法を学習したい人におすすめします!!音声は付いていないので、最低限ピンインかボポモフォは知っておく必要があるからです。
用途は、主に台湾文化を知り、基本的な文法を身に付けることでしょう!
前項で説明した通り、漫画編では誤解を招く情報が紛れているので、漫画内の台湾華語知識は鵜呑みにしない方がよいかと思います。(台湾文化について知る分には良いと思いますよ!!)
漫画編はさらっと読み、スタディ編の文法をきっちり押さえるようにしましょう!!
まとめ
・文法を学習できるスタディ編はこの書籍の目玉! ・全編通してピンインとボポモフォの両方で学習出来る! ・音声がないので、発音の基礎を身に着けてから読むと良い! ・間違った情報が紛れているので注意!! ・台湾文化についてはよく知れて良い! |