こんにちは、起業支援家ブロガーのNaoです。
前回に引き続き日本政策金融公庫の融資について解説します。
※スタートアップ企業、初めて融資を受ける方向けです※
今回は「審査期間や申込から着金までのトータル期間」についての記事です。これで一連の融資手続きの解説が終わりました。これまでの内容は以下を参照して下さい。
融資準備編
・日本政策金融公庫、自己資金なしでも審査は下りるのか?
・日本政策金融公庫、いくら借りれるのか?
面談編
・日本政策金融公庫の面談 服装は?持参するものは?
日本政策金融公庫の審査期間
これまで100社程の融資に携わりましたが、面談後から2週間前後に連絡が来るケースが多いです。中には、翌日に審査通過の連絡がある場合もありますし、1か月近く期間を要する場合もありました。審査結果は面談担当者より電話にて連絡があります。税理士事務所等の仲介業者がいる場合、その担当者より連絡が入ることもあります。
ただ、審査から落ちる場合の連絡は早い傾向にあります。1週間以内に連絡がある場合がほとんどでした。
審査に時間が要する場合は下記の理由が挙げられます。
・審査内容が厳しいので、稟議に時間をかけている(融資希望額が多い、自己資金がない、他行の借入額が多い等)
・融資希望額が支店決済を超え、本店で稟議にかかっている(概ね1,000万円を超える額)
・他行との協調融資が検討されている(日本政策金融公庫と提携している地銀や信用金庫とが協調して融資を行う)
つまり、審査に時間がかかっているといっても、必ずしも審査に落ちているとは限りません。むしろ、審査に通過するため前向きに協議されていると捉えていいでしょう。
もし、審査結果を連絡してほしい希望日があるならば、申込時か面談の時に担当者に伝えておきましょう。賃貸物件を仮押さえしている場合や購入やリース等の仮契約をしている場合で、融資の決済金額の通知が必要な場合は特にですね!
トータル期間
諸手続きの期間をまとめると以下のようになります。
➀借入申込書・創業計画書の入手作成(目安:1週間)
並行して必要書類準備
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②申込
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③面談日の設定/連絡
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④面談(目安:申込から2・3日~1週間程)
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⑤審査結果の通知(目安:面談から2週間程)
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⑥振込の手続き(目安:2・3日)
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⑦着金(目安:振込の手続き完了次第)
書類を入手してから着金があるまで目安1カ月はかかると思っておいた方が良いです。創業計画書や必要書類を揃えるのに時間がかかりそうな場合は、余分に時間を見ておいた方が良いでしょう。
月末は注意しておいた方がいいかもしれません。月末に面談を希望していても支店の都合で翌月に日を回されることは度々ありました。面談希望日や着金希望日がある場合は事前に知らせておき、確認しておくことをおすすめします。
まとめ
・審査期間は2週間前後(審査が遅いからといって審査に落ちているわけではない)
・準備・申込から着金まで1か月程かかる。希望スケジュールがある場合、事前に伝える!
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