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皆さんは、中国や台湾などの中華圏の人々が怒りっぽいように見えることはありませんか?また、話し方が怒っているかのように思えたことはありませんか?
日本人から見て「中華圏の人たちが怒っているように見える」原因・理由を3つ挙げて解説していきたいと思います!
➀声が大きい
中華圏の人が皆、という訳ではありませんが、「声が大きい」人は多いように思います。
声が大きいと、怒っているように聞こえてしまうこともありますね。
【声が大きくなる理由】
➀中国語は発声がはっきりしている
→中国語は声調と呼ばれる「音の上がり下がり」がはっきりしています。同じ読み方でも声調が異なれば意味も異なってしまうため、中国語ははっきりした発音で話す言語です。
②環境・国柄
→これは聞いた話ですが、中国は人口が多いので、ぼそぼそと話をしていては埋もれてしまいます。ですから、自然と声が大きくなるのだそうです。
③話す距離
→これは台湾の方に多いように思いますが、話をする相手との距離が近いです。必然と聞こえる声も大きくなりますね。
②感情・意見がはっきりしている
中華圏の人は感情表現がストレートで意見がはっきりしている人が多いです。
日本では相手のことを気遣って、感情や意見をオブラートに包んで表現したり、遠回しな言葉を使ったりしますね。相手のこと、自分がどう見られるかを気にしすぎてあいまいな返事をしてしまうこともあるでしょう。
しかし、中華圏は日本に比べると表現方法がストレートではっきりとしています。
それが時に怒っているように見えることがあります。
【感情・意見の表現がストレートな理由】
➀文化の違い
→日本は「和」を重んじ相手を気遣う文化ですが、相対的に中華圏は「個性」を大切にしている文化です。
②言語
→日本語は長くあいまいな表現をしますが、中国語は「Yes or No」的な二者択一の質問をしたり、表現自体が短いことが多いです。特にビジネスシーンではその差が顕著に出ます。
③「あっ!?」
中華圏の人同士が話している時々「あっ?」と言っているのを聞いたことがあるでしょうか?
何も知らずに聞くとこれこそ怒っているかと思いますよね。
でも、実はこれ、日本語の「え?」に相当する聞き返しの言葉で立派な中国語なんです。
正しくは、
「啊?」(ㄚ˙/a/ア)
と言っています。
日本語の「あっ?」のように喧嘩腰や怒っているニュアンスは含まれず、ただ聞き返しているだけの言葉です。ですから、「啊?」と言われても相手は怒っているわけではないので安心してください!
以上、「中華圏の人たちが怒っているように見える」3つの原因・理由でした!
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