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年商、売上高、利益 いったい何が違うの??

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こんにちは、会計学で社会の仕組みを解き明かすブロガーのNaoです。

会社や事業の業績を話す時、よく「年商」「売上(高)」「利益」といった言葉を使いますよね?

・テレビ → 「年商」
・経営者 → 「売上(高)」
・副業や情報商材屋 → 「利益」
というように使われる場面や人が異なるなぁという印象があります。

では、それぞれの言葉はどういう意味で使われているのでしょうか?今回の記事では「年商」「売上(高)」「利益」の違いについて解説していきます。




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年商

年商は会社や事業の一年間の儲けのことです。一年間の売上高と言い換えても良いです。

「年収」という紛らわしい言葉がありますが、こちらは一年間の給料のことです。

テレビや新聞等のメディアで経営者が紹介される際に「年商〇〇万円の社長」という表現がされますが、これは経営者の給料・報酬をぼやかしつつも高額な金額をもらっているかのような印象を与えるためかもしれませんね。年商が高いからといって、年収が高いとは限りません!


また、これは一年間の売上のことなので、会社や事業の最終業績までは分かりません。「黒字倒産」という表現がありますが、年商は10億円突破しているにも関わらず多額の負債により倒産するような会社は存在します。ですから、年商が高いからといって安全な経営をしているかどうかまでは分からないのです。





売上高

年商とほぼ同義で使われることが多いのが、「売上(高)」です。「売上高」は会計用語で、一般的には「売上」と略されて使うことが多いです。

社会通念上「売上高」というと、一年間の売上のことを指し年商と同じ意味で使われます。厳密に言うと“一年間”の売上とは限らないので、ひと月分あるいは一日分の売上だかのことを言う場合があります。


こちらも年商と同じく最終業績が分かるわけではありません。ただし、売上高の金額と業界業種が分かれば、取引規模や業績を推測することは可能です!





利益

簡単に言うと、「売上高 - 経費  = 利益」です。しかし、実は利益にはいくつか種類があります。ざっと紹介します。

売上総利益:売上高 - 仕入高(原価)/「粗利」ともいう。
営業利益:売上高 - 主な経費/一般的に使われることが多い。
経常利益:売上高 - 主な経費 -本業以外で発生した経費
税引前当期純利益:すべての経費を引いた後、税金が引かれる前の利益
当期純利益:すべての経費、税金が引かれた後の純粋な利益/よく使われる。

「利益」といった時に上記太文字「売上総利益」「営業利益」「当期純利益」のことを示すことが多いです。単語は覚えていなくても何を意味するかは押さえておいた方が良いです。


副業や情報商材屋が「利益」という言葉を好んで使うのは、経費を差し引いた後これだけ儲かっているとアピールしたいからでしょう。(真実かどうかは別として)

簿記会計・会計学を学ばれている方ならば、上記5つは財務諸表を読み解く基本なので必ず覚えておいて下さい!!





まとめ

 


<「年商」「売上(高)」「利益」の違い>

・年商:一年間の売上高。年収は一年間の給料。

・売上高:特定期間の売上。社会通念上、一年間の売上を指す。

・利益:売上高 - 経費  = 利益。厳密に言うと、利益に5つの種類がある。
法人
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